カードローンの審査に申し込む前に知りたい知識 2015.06.10
この審査に通らないと、金融機関からお金を借り入れることができません。何を審査するかというとお金を融資する前に借り入れを申請した人が、返済する能力を持っているか否か調べているのです。当たり前ですが、金融機関がお金を貸しても借りた人から返ってこなければ運営できません。
そのため、融資をする前に申請した人が信用できる人かどうか仮審査と本審査で見るのです。
今回はこの審査についてのお話です。審査ではどういったことをするのか、詳しく見て行きましょう。
仮審査とは本審査の前に行われる簡易的な審査のことで、機械が行う審査となっているので本審査と比べて早く結果を知ることが可能となっています。
消費者金融業者などでは仮審査を必要としていないところもありますが、銀行系カードローンなどでは仮審査を通過してからではないと本審査を受けられないというところも多いようです。
仮審査では一体何を審査するのか
・申し込み者もしくは配偶者の年収
・申し込み時の年齢
・現在の職場の勤続年数
・他社からの借り入れ総額
仮審査は機械的に行われる審査のため比較的大まかな審査となっており、主に上記の内容をもとに審査を行うことになります。
そのため、審査というよりもシミュレーションやお試し審査などに近い形となっています。
しかし、もちろんこの借り審査に通らなければ本審査へと進むことが出来ないので、申し込みの際には融資額と収入のバランスや記入情報に誤りがないようにお気をつけください。
仮審査に落ちるのはどういう人?
仮審査では過去の信用情報などを調べることはないため、仮審査で落ちるということはその融資自体に無理があった場合となります。
たとえば、消費者金融などでは総量規制など融資を出来る金額には上限があるので、年収がご希望の融資には足りない場合や他社からの借り入れが多い場合などは仮審査に通ることはできません。
また、カードローンにはそれぞれ対象者を設けていることもあるので、申し込み時の年齢や勤務状況などによっては仮審査に通ることが出来なくなることがあります。
しかし、仮審査は審査結果が出るまで早いところでは数分で結果を知ることが出来るので、万が一仮審査に落ちた場合にも次の対処法が立てやすいというメリットもあります。
・属性
借り入れを申請した人の年齢、収入、性別、勤務先・家族構成などの個人情報を調査します。
本人に関する事から収入が安定しているか、住んでいる住居に関するデータ、今までにお金を借り入れしたことがあった場合、どういう用途に使ったかなどのデータも調べられます。
収入証明書はなぜ必要?
収入証明書とはその通り自分の収入を証明するための書類です。
業者の立場に立ってみると入力された情報に間違いがないか確かめたくなりますよね。
逆に、三菱UFJ銀行カードローン「バンクイック」など、ある程度の限度額までは収入証明書が必要ないと言っている業者はそれだけお客さまのことを信頼しているという意思表示でもあります。そうはいっても収入証明書なしは融資枠に限定を設けているところがほとんどです。
つまり、収入証明書がなければ融資枠が小さくなり金利も高くなってしまうということです。上記のように収入証明書がなければ融資枠に制限が生じてしまうので、逆にそれがそのままメリットという形にはなります。
また、そういった所得を証明する書類には会社の認印が印刷されていることがあるので、それによってその後の在籍確認なども必要なくなる可能性もあるといったメリットもあります。
書類を準備するのは確かに面倒なことが多いですが、トータルの時間を考えるとしっかり収入証明書を準備して審査に臨んだ方が早く済むかもしれません。
・信用情報
クレジッドカードの使用履歴・他にローンを組んでいるかを調査します。
ローンやクレジッドカードの情報を管理している信用情報機関に連絡し、申請した人のクレジッドカード履歴を調べ、過去に金銭的トラブルを起こしていないか調べるのです。
過去にお金を借りたかも全て信用情報でわかってしまうので、普段からお金の管理には気を付けましょう。
・書類
申し込みした時に登録したデータが正しいかウソかを調査します。
申請者によって源泉徴収票などの収入証明書や提出された運転免許証といった本人確認書類と照合して、偽証がないかをチェックします。
・在籍
申請した人が本当にその会社に勤めているか調査します。カードローン会社がお金を借り入れる申請者の勤務先に連絡し、提出されたデータの通りに仕事と収入があるか確認します。
在籍確認はどんな会話をするの?
在籍確認では会社の人に何を聞くのかすごく不安ですよね。また、何となく会社には融資を受けるといった情報は隠しておきたいものです。
しかし、通常の在籍確認では○○さんは居ますか?というような簡単な質問しか行われませんし、会社の人から名前を聞かれても消費者金融業者とばれないように名乗るなど柔軟な対応を行っているのでご安心ください。
お申し込み情報に虚偽がないか確かめるためにも業者側からすると在籍確認は行いたいものですが、連絡されては困るという方には在籍確認なしで融資を行っている業者もあります。
近年の金融会社はお客様の都合を一番に考えるように変わっているので不安に思う必要はないと思われます。もちろん、在籍確認なしの場合には融資枠など一定の制限がかかることもありますのでご注意を。場合によっては審査結果で契約が見送りとなってしまうことも有ります。
また、SMBCモビットなどの一部のカードローンでは、電話連絡がなくインターネット上で完結するweb完結申し込みサービスを展開しています。
これらの4つの項目のチェックを通ることができて、やっと審査を完了しカードローン会社から融資を受けることができるのです。
借り入れを申請してから審査の結果を待つ間は、無事通過できるかどうか不安にさいなまれる人も少なくありません。インターネットでは審査についてのレポートを載せているページもいくつか存在します。これからお金を借り入れようとしている人には、こういったウェブサイトを閲覧することをおすすめします。
また、カードローン会社のウェブページではお試し審査といって、簡単な情報を入力するだけで審査に通過できるか試してみることができます。確かとまではいかなくとも、精神的な負担を減らすことができ、審査に通りやすくするよう審査を通過する目安になる情報を収集することもできるので、時間に余裕のある人は一度目を通しておくと良いでしょう。
審査を行うのはカードローン会社の義務であるため、すべてのカードローン会社で審査は行われています。この審査の目的は利用者が借り入れたお金を、契約内容通りの期間内に返済することができる能力があるかどうかを調べる事にあります。
審査結果はカードローンを利用するにおいて最も重要な要素であることは間違いありません。
カードローンを利用できるかは審査結果次第
カードローンを利用するにはこの審査を通過することができなければなりません。
審査で利用者に返済能力が無いと判断された場合は、申し込み内容が却下され融資を受けることができません。
したがって審査結果そのものが、融資を受けることができるか否かの鍵であると言えるでしょう。
融資を受けることができるかは審査結果にかかっていますので、審査に使用される申し込みの際に登録した利用者の情報はとても重要です。
申し込みで登録する情報はそのまま利用者の信用問題に反映されますので、なるべくカードローンを利用することができるクリーンな情報であることが望ましいと言えます。
また、アコムやプロミスなどの消費者金融系の大手カードローン会社では、事前に借り入れが可能かどうかをチェックできるお試し審査シミュレーションサービスが有りますので、利用してみるといいでしょう。
信用情報による審査結果への影響
しかし、単純に審査シミュレーションで融資が可能と表示されても借入れができるかどうかはわかりません。また、所得が安定していて資産を持っていたとしても、カードローンの利用ができるとは限りません。
どういうことかと言いますと例えば以下のような
・他のカードローン会社からのローンが返済されていない
・過去にローンの支払いを停滞させるなど金銭的トラブルを起こしている
・申し込みの際に事実とは異なる嘘の情報を登録するなどの違反行為
といった経歴を利用者が持っていると審査結果に大きく影響します。
審査では利用者のカードの支払い履歴などの信用情報を徹底的に洗い出しますので、嘘の情報はほぼ通じないと思ってください。また勤務先への在籍確認も行いますので、嘘の勤務先の情報を登録してもやはり通用しません。
ですから確実に融資可能であるという審査結果を受けたいのであれば、他のカードローン会社からのローンがある場合は返済しておくなど、金銭の整理をきちんと行ってから審査へ臨むことをおすすめいたします。