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手取り18万の俺がキャッシングの返済をしていた時の生活記録1

時は20××年。
これは借金30万円の返済に立ち向かったとある男の奮闘記である。

なんてとある漫画風に始めてみたけれど、ただ単に28歳の当時俺はキャッシングでできた借金を返すために倹約生活を余儀なくされていただけ。

金融業者から借りた金は30万。
借金地獄などとのたまうにはあまりに小者感あふれる金額だが、1年かそこらで返すためには毎月2万ずつ返済していかなければならない。
大して収入は高くない人間には結構キツい生活が待っていた。
この記事をご覧になっている方で収入にあまり自信がない人は是非参考にしてほしい。30万借りただけでこうなるのか、と。

たかが毎月2万円の返済でで大げさなって?

当時の俺の稼ぎは年収300万、手取りは毎月18万ていどだったんだ。
実家ぐらしならまだしも都会の一人暮らしにはギリギリってとこだ。

そこからさらに2万円取られていくのは結構な痛手。
貯金だってできやしない悲しみはかなり大きい。ましてやこの年なもんだから余計にな!
後輩に相談に乗ってくれと言われりゃオゴリか多めに払うことは必須だし…。

さすがに後輩に飯をおごってやるのですらヒヤヒヤする経済状況じゃ、一人暮らしの身の上でさすがに心もとないので、万が一の時も考えてWebライティングの副業も始めていた。
おかげで休日も返上で仕事に追われているが、ライティングの仕事は家のパソコンでできるのでまだありがたい。
頑張れば毎月1万~3万円くらいのお金にはなるから、生活の足しするにはもってこいだ。

そして待ちに待った会社の給料日……たとえ給料が雀の涙でもやっぱり給料日は嬉しい。
やったこれでまた借金返せる……!ここで自分のために使うんじゃなくて、借金返せる喜びに変わるという時点で感覚が狂っているよな。
我ながら自分の境遇に切なくなるが、これもキャッシングに走った者の宿命、無事に借金を返すまでの辛抱なのだ。

ちなみに俺が借りていたのは当時1番可愛い女性タレントを起用していたこちら。可愛かったなぁ…。
特別な極貧生活のようなことはしていなかったけど、外食とコンビニでの買い物を無くすのは徹底して行っていた。
むしろたまにわざとコンビニに寄って「スーパーより3割以上高いじゃねーか。ボッタクリ価格で堂々と並べやがって」と心の中でほくそ笑んでいた。

そもそも何で俺みたいな年収300万の正社員が借金なんかするハメになったかというと、友人の結婚式に出席するための金が無かったからやむなく借りたんだ。
普段からどーでも良い奴らだったなら断れたんだけどもなあ相手が悪かった。結婚する奴らは皆高校時代から友人だったのだ。
お祝い電報でスルーできるような奴らじゃなかったんだ。
で友人の結婚式ラッシュが重なったおかげで、こっちは見事にスッカラカンよ。

くそうあいつら俺を置いていきやがって。
こっちは嫁さんなんて来てくれるアテどころか食わせる稼ぎも無いとゆーに。
友情のために身銭切った結果がこれかよ!いや俺が昔から計画的にお金を貯めている男だったら良かった話なんだけどな…。
つい、酒と〆のラーメンの誘惑に勝てずにいたただの貧乏なデブに…。
はいやめよ!卑屈やめよ!

大事な友だちのめでたい席のお祝いをきちんと出来たんだから良しとしよう。
それに借金返済生活に陥って1つ得たものがある。
それは2ちゃんねるには意外と有益な情報も載っているということである。
それまで2ちゃんねるといえば誰かの悪口とか嘘とかデマ予告とかしか載ってない印象だっただけど、
貧乏スレみたいなところを覗いてみたら、俺なんかブルジョワ扱いされちゃうぐらい、
貧乏の達人みたいな人がいっぱいいて色んなこと教えてくれるんだ。

タメになるなぁと思う反面「ここまで堕ちないようにしよう」と兜の緒を締めてくれるような皆さんのおかげで
日々の節約生活のモチベーションは保たれたまま順調に返済は続けていられたんだ。
特にお世話になったのは納豆ともやしと昆布
納豆ももやしも冷凍しておけると知らないままだったらどこかで挫折していたかもしれない。
昆布は、出汁をとって雑炊にして、出汁を取った後の昆布は佃煮にして白飯を食える。
1枚で2食分をまかなってくれるのだ

いける俺はこれで勝つる!

しかしそんな男の固い決意を揺さぶる事態が、まったくの予想外の所から押し寄せることになろうとは想像もしていなかった。

皆さんもこんなことにならないように利息を含めて出来るだけ返済が辛くないところを選んでおくことをオススメします。

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