キャッシングの返済が送れたときのデメリットとは？キャッシング返済延滞に関して詳しく解説。 2019.04.12
身近な存在であるキャッシング。
その利便性は高いものでありながらも、高い利率や延滞後のリスクなどが存在します。
キャッシングについて知っておくべき知識が凝縮されておりますので、ぜひご覧になることをおすすめします。
クレジットカード保有者なら誰でも使えるキャッシング機能、その仕組みや、リスクについてご紹介します。
キャッシングから発生するメリット・デメリットを理解するためには、キャッシングというものがそもそもどういうものなのかを知る必要があります。
キャッシングというのは一般的に、ATMなどで現金を借りることができるクレジットカードに付帯しているサービスです。
額としては数万円～数十万円が限度額として設定されていることが多く、比較的少額の融資となります。
返済方法としては、残高スライドリボルビング払いや翌月一括払いがあり、金利は高めなのが一般的です。
キャッシング枠はショッピング枠とは別に設定されていますが、キャッシング額はショッピング額に含まれています。
つまり、キャッシングを利用した分だけショッピングには利用できなくなるということになります。
メリット
キャッシングはATMからすぐにお金を借りることができるサービスなので、旅行中の出先などで急にお金が欲しくなったときでも借りることができます。
給料日前だけど彼女に誕生日プレゼントを買ってあげたいという遅らせられない出費があるときにも利用できるのが便利ですね。また保証人が必要ないので面倒な承認手続きなども存在しません。
さらに、利用上限額までなら何度でも借りられることです。昨日借りたけどまた借りたくなったという場合でも利用額以内であれば、借りることができます。
デメリット
キャッシング機能は基本的にどのクレジットカードにも付帯しているので、クレカが発行されればいつでもすぐに使えるというお手軽さが魅力です。
しかし、その分金利が高いという点が難点です。
クレジットカードによって金利には差があるので、確認してから使うと良いでしょう。
一般的に金利は15%程度ですが、もっと安く設定しているものもあります。
借りた額を返せず延滞していると、大型ローンが組めなくなることもあります。
他のデメリットとしては、あたかも自分の口座から引き出しているかのように錯覚してしまうことです。
キャッシングは自分の預金とは何の関係もありませんので、実質的には借金と同じです。
また、キャッシングは不正利用時の補償の対象になっていないことも挙げられます。
こればかりは自分の問題だけではありませんが、仮にクレジットカードが盗まれたとしてもキャッシングとして借りられた分の補償はなされません。
以下が延滞した場合に考えられるリスクです。
・借金が増える
・キャッシングの利用停止をされる
・闇金のターゲットになる可能性がある
・ブラックリストに載る
借金が増える
キャッシングを延滞すると、遅延損害金というものが発生します。これは簡単に言うと、借金が返せなくなり、債務不履行となった場合に生じる損害賠償金のことです。
延滞利率はとても高く、20%が一般的に設定されています。
法的に20%が上限のため、多くの金融業者ではそこを利率として設定しているという状況です。
延滞日数が長引くに連れて返済しなければならない金額も雪だるま式に増えていくので、なんとしてでも早急に返済する必要があります。
キャッシングの利用停止をされる
返済するまではキャッシングを利用できなくなります。
そのため、返済日を過ぎてしまった場合には、追加でキャッシングを使って、それで補填するといった方法は使えなくなるわけです。
ちなみに、返済が完了すれば再び利用可能になります。
闇金のターゲットになる可能性がある
理解されている方がほとんどかと思いますが、闇金融の中には法外な利率を設定して暴力的な取り立てをしてくるところがあります。
クレジット枠現金化業者というのも存在します。
クレカ所有者に商品の決済をさせ、後日現金を振り込むという業態を取っています。
こちらは違法ではありませんが、高額の手数料を取られることが多いので頼らないほうがよいです。
ブラックリストに載る
3ヶ月の延滞で、ブラックリストに載ると言われています。
ここまで来ると日常生活にも支障が出て、一般的な生活を送れなくなる可能性が高くなります。
5年間がその期間として設定されているようなので、その間は困ることも多いでしょう。
例えば、ローンが組めなくなります。
車や自動車など大きな買い物をするときにはローンが必須ですよね。
そのローンが組めないのですから、こういった買い物はほぼ不可能になります。
また、延滞したクレジットカードが利用できなくなるのはもちろんのこと、新しいカードも審査が通らないので、クレカを作れないという状況になります。
延滞する可能性が出てきた場合はすぐにキャッシング会社に連絡するべきです。
事実や状況説明によっては毎月の返済額を少なくしてくれたり、返済期限を伸ばしてくれたりする可能性があります。
もちろん、電話をすれば猶予がもらえるというわけではありませんが、電話の相手に自分の返済意思を伝えることが大切です。
全額返済が難しい方は一部を先に返済することでもその意思表示となります。
利息分だけ返すことで先延ばしに出来る可能性もありますので、担当者と話すことがまずは重要です。
ここまで読んでくださった方は分かると思いますが、キャッシングの利用にはリスクがあります。
たまたま現金を持っていなくて、仕方なく借りる場合など、返済が確実にできるならば問題はありませんが、そうでない場合は、利用しないことが賢明でしょう。
高い利率に苦しみ、万が一返済できなくなってしまえば、その後の人生に多大な影響を与えます。
もしも返済できなくなりそうだったらキャッシング会社に連絡・相談しましょう。