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各時代ごとによるキャッシングの金利の推移を見てみよう!

現代のキャッシングは利息制限法などによって法定金利は20%までと定められています。
これが高いと感じるのか低いと感じるかは人それぞれの感覚による部分もあると思いますが、キャッシングが誕生してからの金利の推移を見ていくことによって、その感想も変わって来るかもしれません。
今回は、キャッシングが誕生してから今日までの金利の変化についてご紹介。
現代の感覚でお金を借りていると、一昔前であれば大変なことになっていたかもしれませんね。
消費者金融などでおなじみの即日融資は、最近では銀行系カードローンなども積極的に行うようになり便利な時代がやってきました。
しかし、実はこの即日融資でのキャッシングは遡ると鎌倉時代から存在していたようなのです。
もちろん、そのころはキャッシングなどという言葉はなく、借上や土倉などと呼ばれていました。
これらは、年貢の米が不足したときなどに高利での融資を行ったり、倉を担保にとって融資を行ったりと現代のキャッシングにあたるものだと考えられています。
ちなみにこれらの融資はもともとあり得ないほどの高利貸を行っていましたが、あまりの高い金利を危惧して幕府が規制を行ったことによって、金利は3%から6%までに抑えられていたようです。
しかし、これらは現代と違って実質年利での数字ではありませんので、現在のキャッシングのルールに当てはめるとその数倍の金利であっただろうと考えられています。
現在の消費者金融の元となったサラ金は、日本がバブル経済へと差し掛かった1983年に生まれました。
驚くことなかれ、当時のキャッシングの中には金利が100%を超えるものまであり、利用者の多くが破産まで追い込まれるといったまさに地獄のような状態ですね。
その後、法規制によって金利はどんどん引き下げられていくことになりますが、それでも1986年では金利73%、1991年では金利54%と今のキャッシング業界では考えられない高い金利設定となっていました。
バブル時代のような好景気ではお金がお金を生むような状態だったので、こんな法外ともいえる金利でもまかり通っていたのかもしれませんが、当然、バブルの崩壊とともに自己破産に追い込まれる人たちが続出。
キャッシングの金利はその後大きく見直されていくことになるのでした。
最近のキャッシング業界に起きた大きな変動といえば、2010年の貸し金業法の改正が挙げられます。
キャッシング業界のルールを大きく変えたこの法律は、利息制限法と出資法の法定金利を同じにすることによって、グレーゾーン金利の撤廃を実現することになりました。
その結果、現在のキャッシングでは法定金利20%までとされており、これまで以上にお金を借りやすい状況になりました。

このように、キャッシングにまつわる金利は年代ごとに大きく変動していることが見て取れます。
バブル時代の日本を振り返ると今のキャッシングはずいぶん良心的ではないでしょうか。
また、最近では銀行系カードローンなどもどんどん活躍しており、今までにない低金利でのキャッシングがどんどん充実してきています。

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