中国に行くなら両替よりキャッシングが断然お得 2019.04.11
中国に訪れた時は両替をせずにキャッシングするのがおすすめです。両替をすると手数料が取られて損をしてしまいます。お得だと説明はされても、中国でキャッシングするのは勇気がいりますよね。変なリスクを取るくらいなら少しお金を多く払って安全を買いたいと思う方もいると思います。
中国語でATM操作はできないのにキャッシングできるのか?キャッシングして返済をしなかったら何が起こるのか?といった不安なことばかりです。でも安心してください。実は中国のキャッシングは簡単にできます。中国に訪れる機会のある方は参考にしてみてください。
中国でキャッシングできるカードは日本でもたくさん発行されています。
・楽天カード
・オリコカード
・セゾンカード
・三井住友VISAカード
どれもメジャーなカードです。もしかしたら、あなたの手持ちにあるかもしれませんが、ATMにカードを吸い込まれることもあるのでキャッシング専用カードを持っていきましょう。
キャッシング専用のカードを作る際には年会費無料のカードがおすすめです。
また、長期滞在する予定があればネット返済ができるキャッシングカードであれば帰国せずに返済ができてしまいます。
クレジットカードをこの機会に作ろうと考えているのであれば、おすすめはVISAとMastercardです。JCBは中国でメジャーな国際ブランドではありません。上海や香港といった日本人がよく訪れる場所では使えますが、中国で使うことを目的に作るのはおすすめできません。
中国の国際ブランドといえば銀聯カードがありますが、観光客が訪れるのであれば銀聯カードは発行しなくてもVISAとMastercardのどちらかを持っていれば問題はありません。
ATMは中国語対応のみがほとんです。機種によっては英語に対応していることもあります。
とはいえ、全機種が英語対応してはいないので、ATMが中国語でもキャッシング操作ができるように手順をご紹介していきます。
1.最初にカードを入れます。
2.四桁の暗証番号を押します。
3.中国語で取款(引き出し)と書いてある画面をタッチしましょう。
4.金額を選びます。中国のATMは100元単位で取引が可能となっています。100元は日本円でおよそ1500円です。
5.終わったら退卡(カードを戻す,取引中止)をタッチしましょう。そうするとカードが返却されるので取引が終了です。
中国のATMで操作といっても日本とキャッシングのやり方は変わりません。実に簡単に取引ができるので空港で両替をして損するのが馬鹿らしく感じてしまいます。
注意点として、ATMを使った際には現金とキャッシュカードはすぐにバッグや財布に戻しましょう。キャッシングカードと現金はしばらくATMに放置していると吸い込まれてしまいます。もたもたしていると吸い込まれたカードを回収するために業者と電話でやり取りしなければなりません。
治安上の理由から外にむき出しのATMはおすすめできません。日本ではATMのほとんどが室内に設置してありますが、中国では自動販売機のように道路に面した場所にATMが設置されているため、簡単にお金を取られてしまいます。大金を下ろすのであれば、人目につかない場所で取引するほうが賢明です。
中国語でATMを操作する際によく出てくる単語はこのようなものがあります。
转账汇款(送金)查询(お問い合わせ)退卡(作業終了)
もし、操作がわからなくなった場合は作業終了(退卡)をすれば最初に戻って作業をやり直すことができます。
海外でキャッシングをしたらすぐに返済を行いましょう。
キャッシングは借りた翌日から利息が発生するので1日経つごとに返済額が高くなっていきます。
帰国してから返済を後回しにしていたら年利が高くついてしまうことがあります。
返済と聞くと面倒臭そうですが、意外と簡単に返済ができるので直ぐに済ませてしまいましょう。
1. カード会社のカスタマーセンターに電話(営業時間内でしかキャッシング返済のサービスはおこなっていません。)
2.カスタマセンターから振込先と振込金額が伝えられます。
3.最後に指定口座に銀行振込をする。
ポイントは営業時間を確認しておくこと、振込金額と振込先はしっかりメモをとっておくことです。
振込が午後3時以降になると翌日振込みとなります。
ネット返済ができるセディナカード
電話と振込だけでキャッシングの返済は完結します。ATMに行かず手軽に済ませたい方、長期で海外滞在するため銀行ひりこみができない方はセディナカードを利用しましょう。
セディナカードでネット返済を行うためには「OMC plus」に登録
セディナカードを取り扱うネットバンクに登録
この2つをクリアすれば大丈夫です。
日本や中国の空港で両替をすると少し損をしてしまいます。
日本の空港では両替金額の10%が手数料として引かれてしまいます。10,000円を中国元に替えたら1000円も引かれてしまうことを考えると空港で両替するのがもったいないですよね。
一方で日本の空港で両替すると良いこともあります。両替の職員に日本語が通じるため英語が苦手な方には楽です。中国に到着してから現金があると心強いです。中国に着いてからATMが見つからないと焦ることや、滞在期間が短い方は時間がもったいないので事前に両替するのも悪くないと思います。
中国の空港ではどの両替所も50元(約830円)の固定の両替手数料が取られます。
日本では10%の手数料が取られることから、8,300円以上で両替する場合は中国の方がお得、それ以下では日本で両替する方が得します。
海外キャッシングでかかる手数料は年利18%前後がほとんどです。年利18%を365日で割ると「18÷365=0.493%」およそ0.05%で両替ができてしまいます。
例えば、中国に旅行するときに1万円をキャッシングして1週間で返済したとしましょう。
10,000円{(0.05×7)÷100}=35円
そして、ATMの手数料を含めて265円
合計で300円しかかかりません。1000円と300円では700円もお得になります。
空港の施設内にATMが設置してあるので空港から出る前にキャッシングしておきましょう。
上海浦東空港
ATMは到着して入国審査でパスポートを出して入国カードを受けとります。次に荷物受け取ったら到着ロビーにでます。
第二ターミナルロビーから出て右に出ると中国工商銀行のATMが2台並んでいます。日本語操作ができるATMなので簡単にキャッシングできます。
その他には地下鉄の改札とチケット売り場がある場所にもATMが設置されています。
北京首都空港
ターミナルは1~3つまであり、それぞれATMが各所に設置されているため探すのに苦労はしません。
特にATMが集中している場所をターミナル別に紹介します。
ターミナル1 国内線到着ロビー1F
ターミナル2 到着ロビー1F、出発ロビー2F
ターミナル3 到着ロビー2F 出発ロビー4F
両替とキャッシングを比較するのであればキャッシングが断然お得です。手数料は高く取られるけど、どうしても現金が手元にないと不安な方もいるはずです。そういう方は無理せずに現金を持って行きましょう。
今回は中国で取り上げましたが、キャッシングは世界中で使えるので他の国に訪れる際にも試してみてください。最後にキャッシングしたら直ぐに返すというのを忘れないようにしましょう。
ぜひ利用したことのない方も海外でキャッシングを試してみてください。