住宅ローンとその金利について徹底解説 住宅ローンと金利の決まり方 2019.05.27
住宅ローンとは、住宅を購入するときに必要となるローン商品のことです。ローンは英単語の"loan"のことであり、その意味は住宅ローンとしてお金を借りて、そのお金で家を購入しているのです。お金を借りた場合には利子を付けて返さなければなりませんから、利子を加えた返済額を毎年返す決まりになっています。
次に、借りたお金を返すときに加える利子についてです。
固定金利タイプ
全期間固定金利
固定金利とは金利が固定で動かないことをいいます。最初に借りたときに定められた金利から変動することがないのです。固定金利選択型と金利が高くなったときに支払いの額もそれに合わせて高くなってしまいます。
変動金利型
これは完全に金利が固定ではないタイプです。そのため、金利が上がれば利息が増えて、金利が下がれば利息が減ります。将来発生する金利の上がり下がりを予測して、下がると予想するならば、変動金利によってリスクプレミアムという考えに基づいており、リスクを取る分、リターンを大きくしています。変動金利型の場合、5年ルールと1.25倍ルールというものがあり、固定金利は長期金利によって決まります。国債は市場で取引されており、その需要と供給のバランスによって利率が決まります。 ちなみに、現在は日銀によるマイナス金利政策の影響で金利は歴史的な低水準で推移しています。
政府によって変動金利は決められます。これは、政策金利に連動する形になっているので、政府が政策金利を上げると住宅ローンも上がり、下げれば住宅ローンも下がります。
現在は、日銀による低金利政策の影響もあり、基本的に今後も低金利が続くことが予想されます。 また、日本という国は世界から安定した国であるという評価をうけているため、日本国債は安全資産とみなされます。そのため、買い手の需要は高く、金利のボラタリティ(変動幅)は小さい傾向が強くあります。 実際、株式市場が不安定になると資金が国債市場に流れるということが起きます。株式市場が不安定になる要因としては米中貿易摩擦や北朝鮮のミサイル発射などの政治的な問題が近年は多く見られます。 しかし、このような要素を分析するのは専門家でも難しいので、拙い知識では予想できないということも理解しておくべきでしょう。